当社は、2020年11月7日(土曜日)、8日(日曜日)に、大阪市・アジア太平洋トレードセンター(ATC)で開催される「ATCロボットストリート」にて、大阪市(委託先:AIDOR共同体)のIoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDOR(アイドル)エクスペリメンテーション」のもと、「非対面型イベントサービスの効果測定」を実施します。
新型コロナウイルス感染症の対策として、人との対面を回避する「非接触」をキーワードとした、人と非対面でも楽しめる取組みやサービスに注目が集まっています。本件は、そうした「非対面型イベントサービス」をテーマに開発されたスマートフォンアプリ「投票ロボ」と「スタンプラリーロボ」の機能検証を目的に実施します。
「投票ロボ」はユーザーが作品を投稿し、投稿された作品に他のユーザーが投票できるアプリで、投票をブロックチェーンに記録しております。実証実験では、ATCロボットストリートで実施されるワークショップ参加者に自分で作った作品を投稿してもらい、それを来場者に評価してもらうことで機能を検証します。
一方、「スタンプラリーロボ」は、スタンプラリー用アプリです。会場内に設置された二次元バーコードを来場者がスマートフォンで読み取ることでスタンプラリーに参加することが可能となります。来場者のスタンプの状況をブロックチェーンに記録しております。実証実験では、本アプリがイベントの回遊促進につながったかなど検証を実施します。
「非接触」をキーワードとした製品やサービスは様々な企業が取組みを始めており、「新しい生活様式」の中でも期待されています。当社は今後、実証実験を通じて得られた結果をもとに改善を行い、早期の事業化をめざします。
※大阪市の報道発表資料はこちらからご覧ください。
■概要
<実施名称>
非対面型イベントサービスの効果測定
<内容>
◯投票ロボ
ロボットストリートで実施されるワークショップイベントにて実施。ワークショップ(オリジナルロボット作りなど)に参加された方に作品投稿を促し、投稿作品に対して来場者に投票してもらいます。投票結果はブロックチェーンに記録し、集まったデータの評価を行います。
投票ロボの画面イメージ
◯スタンプラリーロボ
ロボットストリートの各出展ブースに、スタンプラリー用の二次元バーコードを設置。スマートフォンでその二次元バーコードを撮影することでアプリ内のスタンプシートにスタンプが押される仕組みになっており、その結果をブロックチェーンに記録します。今回の検証では、来場者に実際にスタンプラリーに参加していただき、回遊促進効果や参加者データの分析などを行います。
スタンプラリーロボの画面イメージ
<検証項目>
以下の4項目を総合的に判断し、新型コロナウイルス感染症対策における本取組みの有用性を検証します。
●投票ロボを用いて、ワークショップ体験人数や関心を集めたコンテンツの分析など
●スタンプラリーロボを用いて、来場者数やスタンプラリー体験人数、スタンプ取得数による参加者傾向の計測と分析など
●来場者の利用態度からアプリのUI・UXの課題抽出など
●事業化にあたっての収支、体制などの課題抽出など
<実施期間>
2020年11月7日(土曜日)〜11月8日(日曜日)
<実施場所>
ATC ITM棟2Fセントラルアトリウム他、ATCロボットストリート実施エリア
●委託事業者
AIDOR共同体(公益財団法人大阪産業局、一般社団法人i-RooBO Network Forum)
(参考)IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDORエクスペリメンテーション」
大阪市が大阪南港の複合商業施設「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」と大阪舞洲のスポーツ施設を実証フィールドとして実施する、開発・改良に必要な実証実験の支援プログラムです。一般的に、IoT・ロボットテクノロジーを活用して事業展開するにあたっては、ユーザー検証が必要となりますが、多くの企業にとって、実証実験場所の確保が課題となっています。そうしたことから、本プログラムでは、各施設と連携して場所の調整を行うほか、マッチングなど、事業化に必要な支援も提供しています。引き続き、全国から募集した複数の実証実験を順次実施していきます。詳しくは、AIDORエクスペリメンテーションのホームページをご覧ください。
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